Case study導入事例

様々な危機管理で共通して言えることは、「状況把握」の大切さです。 | 株式会社ホテルニューアカオ様

独自の“ホスピタリティ(おもてなし)哲学”をもち、錦ヶ浦という地での創業者の幼少体験から始まったホテルニューアカオは、現在では26万坪強の敷地に2つのホテル、2つのリゾート施設を有する「アカオリゾート公国」として、国内外を問わない多くの顧客に愛されている。
東京、名古屋に拠点をもち、200名近いスタッフを抱える同社の管理本部 IT管理課 青木忠史氏、人事部人事課の佐藤雅彦氏に、ホテル・リゾート事業者としての防災対策についてお話をうかがった。

平成14年に総合リゾート施設「アカオリゾート公国」を誕生させ、多くのお客様にお越し頂いております。

まず初めに、御社の事業内容についてお聞かせください。

弊社は、ホテルニューアカオ、ロイヤルウイングという2つのホテル事業、アカオハーブ&ローズガーデン、アカオビーチリゾートのリゾート事業、またブライダル・アニバーサリーに係わるアニバーサリー事業といった、主に3つの事業を行なっています。平成14年からはこれら4施設からなる総合リゾート施設「アカオリゾート公国」を誕生させ、多くのお客様にお越し頂いております。

私も何度か伺っていますが、本当にきれいなところですね。

そうですね。この施設群のある錦が浦は、創業者である赤尾蔵之助が小学校1年生の時に初めて訪れ、その美しさに感動し、そこからアカオの歴史が始まったという土地です。本来の美しい姿をみなさまに楽しんでいただけるよう、庭園をつくり、展望台を設置し、そこにつながる遊歩道の整備、さらには景観を損ねる電柱を撤去し、電線は地下に埋設するなどしています。

本当に自然を活かして作られているという感じがします。御社はこの熱海の施設以外にも拠点をお持ちなのでしょうか。

はい。東京と名古屋に予約センターがあり、社員、アルバイトなどのスタッフを合わせると300名近いスタッフが共に働いています。

危機管理委員会は6つの部会で構成され、さまざまな危機からお客様、また従業員をどのように守るかということを検証します。

なるほど。それではその300名のスタッフの方でSafetylink24をご利用いただいているということかと思いますが、Safetylink24のご導入に至ったきっかけを教えてください。

はい。弊社では、ホテル・リゾート事業を行なっているということもあり、平成元年より「危機管理委員会」というものを設置し、会社や施設の周りにある「潜在的なものも含めたあらゆる危機」に対応できるようしています。今回のSafetylink24の導入も、こういった大きな危機管理の中のひとつとして、「安否確認は必須なソリューション」であるという認識から導入に至りました。

危機管理委員会について、もう少し詳しく教えて下さい。

危機管理委員会は、「食品衛生」、「労働安全衛生」、「交通安全」、「防災」、「防犯」、「情報」という6部会で構成され、これらの危機から、お客様、また従業員をどのように守るかということを検証します。月1回、委員会を開催し、検証-報告-改善-予防 というサイクルの取り組みについてを報告します。

なるほど、ではSafetylink24は「防災」部会での扱いとなるわけですね。

もう少し詳細をお話すると、「食品衛生」は言うまでもなく食の安全の確保、「交通安全」などは施設の周りの危険を検証し改善していくなどの活動、そして「防災」では南海・東南海トラフによる巨大地震、関東大震災などの災害を想定した様々な取り組み、例えば防災訓練の主導や「地震対策標準書」といった緊急時の行動マニュアルなどの策定を行なっています。実はそのような中でSafetylink24の主管は、厳密には「情報」部会としています。

Safetylink24の主管が「情報」部会なのはなぜなのでしょうか。

災害を主としてサービス提供されているSafetylink24は、もちろん「防災」の分野にも大きく関わっています。しかしながら私共のように「危機」というものを幅広く捉える場合には「情報」というもののキャッチの仕方、共有の仕方がひとつのテーマとなります。様々な危機管理に共通して言えることは、「状況把握」の大切さなのです。

なるほど良くわかります。

その意味で、災害時だけでなく日常的な利用が可能なSafetylink24は、様々な利用方法を可能にしてくれると考えています。

それでは、現在の運用状況を教えて下さい。

現在、Safetylink24への登録数は200ID強。弊社の組織に沿ったグルーピングをおこない、そのグループ単位でメッセージ管理、そしてある程度フレキシブルに、つまり災害時以外での発報も行なっています。訓練についても毎月1日に実施し、その発報訓練では家族IDも含めた訓練も行ないます。

回答率についてはいかがでしょうか。

回答率については、現状ではまだ意識レベルに個人差がありますので、今後よりいっそう浸透させる必要があると感じています。そのため、実施毎の回答率、個々人の回答の有無などをトラックして啓蒙に役立てたいと考えています。

どのような部分が課題だと感じていますか?

スタッフによっては、やはり個人情報であるメールアドレスの登録に抵抗をもっているケースがありました。しかしこれは、Safetylink24は管理者であっても個人情報を閲覧することはできませんから、実は説明の浸透の問題です。その他には具体的な障害はないと考えていますので、やはり啓蒙を続けて行くということだと認識しています。とはいえ最近ではもちろん回答率も上がっており、成果は確実にでてきています。

それにしても、ご家族を含めた配信訓練までされているお客様はなかなか少ないですね。では、Safetylink24以外の防災訓練についても教えて頂けますでしょうか。

先ほどもお話しましたが、これは「防災部会」において主導します。この部会は防災訓練の他に防災器具・施設点検、防災知識・意識の教育などを年間計画に基づいて実施し、また救命講習会などへの参加を通して常に防災力の向上を図っています。
防災訓練については、夜間訓練、エレベーター救出訓練等を含めて行ない、大規模なものとして年に2回実施します。実はこの他にも熱海市の旅館組合や消防署などが主催して合同の防災訓練というものも行なわれます。そのなかではコンテストのようなものが実施されるのですが、たしか弊社のフロント部門は何度か優勝もしているんですよ。

また、これは余談ですが、弊社の宿泊施設は、世界でも例をみない建物と岩盤とを数万本のピアノ線によってしっかりと固定する「PSアンカー工法」というものを採用しています。ロイヤルウィングについても支柱を通常より長くした基礎工法で建築するなど、地震等への対策がしっかりとなされた施設となっています。

スタッフの立場に立って考えた時、家族機能は必須のものでした

それでは、Safetylink24を採用された決め手について教えて下さい。

まず私たちが一番に重要と考えたのは、社員の家族に対しても安否確認を行なえるか、ということでした。災害時において我々がまず第一に考えるのは当然お客様の安全確保ですが、災害の規模によっては、数日間、安全確保等の目的でお客様の滞在のケア、情報提供等を行なう必要がでてきます。その際スタッフ自身のご家族の安否が不明の状態では目的を最善の形で達成することはできません。スタッフの立場に立って考えた時、家族機能は必須のものでした。
次に、災害時以外の利用が可能かどうか、です。これは先ほどお話した通り、私たちの危機管理全体の捉え方から、フレキシブルな利用が必要だと考えたからです。そして個人情報についての機能の有無です。個人情報登録については、その保護の必要性については当然認識していましたので、管理者でも個人情報を閲覧できないというのは重要な要素でした。最後にやはりコスト。どんなに良いサービスでもコストが現実的でなければ導入できません。その点Safetylink24はこれだけの機能をもちながら、価格も比較した中では最安値でした。

既に運用を開始していただいていますが、現状での効果はいかがでしょうか。

幸いにも、まだ大きな災害に利用したケースはありませんが、やはり大きな安心を得られていると感じています。災害以外でも各グループ毎に様々な用途で利用させていただいているので非常に満足しています。

最後に、今後のご要望などがあればお聞かせください。

現状では特にはありませんが、強いてあげるとすれば「津波情報」といったものに対応(※1)していただけるとより良いかと考えています。東日本大震災の時には、熱海市は津波の被害はありませんでしたが、やはり常に気がかりな状況でした。もちろん万が一に備えお客様を5階以上へ誘導するなど「対策標準書」には行動規定がありますので、それに準じて万全な体制をとってはおりますが、情報収集は早いにこした事はありませんから。

お忙しい中、ありがとうございました。

※1 今後のバージョンで対応を予定しています。

イーネットソリューションズでは、ご導入前の各種ご相談にお答えする「サービス体験説明会」を実施しています。お気軽にお問い合わせください。

サービス体験説明会

株式会社ホテルニューアカオ様
代表者 代表取締役社長 赤尾 信幸
従業員数 198名(男132 女66)
事業内容
  • ホテル事業
    ホテルニューアカオ(250室 850名)
    ロイヤルウイング(100室 250名)
  • リゾート事業
    アカオハーブ&ローズガーデン(20万坪の敷地の中に13のガーデンが点在)
    アカオビーチリゾート(マリンリゾート事業)
  • アニバーサリー事業
    ブライダル・アニバーサリーに係わる事業
Webサイト http://www.i-akao.com/

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