Case study導入事例

工場はまさに生命線、止める訳には行かないのです。 | ホーユー株式会社様

創業から100年を超える歴史を持ち、ヘアカラー市場でトップシェアを誇る愛知県名古屋市のホーユーは、国内外の一般消費者市場、プロフェッショナル市場に数々の商品を展開し、世代や国境を越えて彩り豊かなヘアファッション文化を伝えてきた。現在、本社機能、営業、研究、生産、物流のすべての分野、合わせて国内15拠点、総数850名を超える社員を抱える同社に、災害対策と危機管理についてお話をうかがった。

導入のきっかけは、東海地方で発生した集中豪雨で実際の被害がでたことです。

本日は9月1日でちょうど防災の日にあたりますが、本日の防災訓練についてお聞かせください。

弊社では、かなり以前から定期的に火災発生の想定を含んだ防災訓練というものを実施してきておりました。本日はその一環として安否確認システムの稼働訓練も行いました。

数年前より安否確認システムの導入を検討されていたという事ですが、導入検討を開始されたきっかけについて教えてください。

製造・販売業を中心とする弊社のような企業にとって、工場という生産の組織はまさに生命線です。ものが作れなくなれば市場に製品を供給できない訳ですから、工場の生産活動、物流機能は止める訳には行かないのです。しかしながら、ご承知のように弊社の工場があるこの東海地方は、以前より東海大地震の発生が予測されている地域です。 そのような背景から、災害対策の重要性を認識し、危機管理マニュアルの整備を含めた防災対策強化の一環として、安否確認システム導入の検討を始めました。

防災対策のポイントをお聞かせください。また安否確認システムの他に現在どのような防災対策が行われているかを教えてください。

防災対策のポイントは、有事の際にいかに迅速に工場の生産機能と活動を復旧させるか、にあります。具体的な目標としては、完全停止した場合でも一週間以内には稼働再開を確保する、というものです。

現在すでに行なっている対策については、地震速報の受信とその情報を館内へ放送する仕組みの整備、また今日の訓練でも使用しましたが、ヘルメットや担架などの防災備品の整備、さらには、緊急要員というものを指名しており、災害時の設備点検、落下物の除去、機器の稼働確保など、マニュアルに沿った対応を迅速に行なうなどの対策を行なっています。

かなり様々な活動をされていますが、具体的にはいつ頃からこのような取り組みをされているのでしょうか。

関 大輔 氏こういう取り組みの必要性は、やはり阪神淡路大震災、また2000年の9月11日に東海地方でおこった集中豪雨のあたりから感じておりました。この集中豪雨では新川が決壊して通勤が困難となった社員もいたり、実際に工場自体も雨漏りにより社屋、製品等の保管においても被害をうけました。そのような事から、約6年くらい前に委員会を立ち上げ、年度予算をとり、年々徐々に強化を図ってきています。

その委員会の活動について もう少し詳しくお聞かせください。

この委員会では、制作した防災マニュアルの点検と改訂、その他には例えば食料備蓄を最低5日分用意していますが、以前は賞味期限切れのものが含まれていたり、口にするのに躊躇するようなものも含まれていました。そのため現在では定期的な賞味期限チェックや、非常食の試食、確認などを行なっています。
防災備品庫は、当初小さな物置小屋を使用していただけでしたが、現在はその小屋も拡大され、きちんとした防災備品庫で管理しています。

御社は、今お話にあがっていた工場、つまり製造、物流の部門の他に、本社、営業部門、研究開発部門と、大きく5つの部門に分かれておりますが、やはり防災対策という部分においてはこの工場のある製造部門がリードしてきたということなのでしょうか。

当社の場合はこの東海地区の瀬戸市内に工場が2カ所あります。これはマネージメント上のメリットがありそのようにしているのですが、反面、災害時には「リスク」になり得てしまいます。物流に関しては最低限在庫を分散させるなどの対策をとっていますが、この製造部門のリスクに関してはやはり防災対策の強化という形でリスクヘッジしておく必要があったわけです。

御社は、これら5部門の拠点として札幌から福岡まで全国に10箇所拠点があり、さらに美容師の方を対象に新製品のヘアカラー講習会などを実施できるスタジオ施設5カ所、これらが全国に点在している訳ですが、弊社の安否確認システムの稼働については、このすべての拠点の社員、スタッフが対象になるのでしょうか。

そうですね。まだすべての社員へ向けて利用が整備されているわけではありませんが、ちょうど先般の部長以上の会議において、この安否確認システムを全国展開するという事が決定しています。この場合800名強の正社員と、また契約社員、パートさんも含む形となるため、おそらく900名強がこの対象となります。

会社と社員を信頼で結ぶ、そんなツールだと思います。

導入を検討している中でどういうことを特に意識しましたでしょうか?

当然ですが、まずは機能を確認し、その次に費用対効果、コストパフォーマンスを検証しました。また導入・稼働実績はひとつの目安として確認させていただき、充分利用できると判断しました。
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どのような機能をご評価いただけましたか。

具体的な機能でいえば、災害時にはネットワークにつながりにくい状態となりますので、その場合の対策として、設定した回数に応じて確認メールを再送信してくれる自動リトライ機能、また利用できるID数として社員とその家族6人までを含むことができるという事、などを評価しています。

機能以外で意識された部分はありますか?

昨今のように雇用形態も複雑化してきている中では、会社側から社員への思いがなかなか伝わりにくいものだと思います。また、その逆もいえると思います。しかしながら、やはり企業活動というものは、そうした相互信頼の中で行なわれていくべきだと考えています。その意味では、今回の安否確認のような仕組みの導入によって、会社側からの社員への思い、さらには社員側からの会社に対しての信頼、といったものを醸成していってもらえるのではないか、という期待はありました。

ご提供いただいているシステムでは、社員本人のみならずその家族を含むIDも登録できる訳ですから、災害時に一番心配な家族の状況を確認でき、その安心の中で業務としての稼働確認等も行なっていただける訳です。

こういった事を総合的に検討した結果、御社の安否確認システムを採用しました。

なるほど、実は御社の企業理念を読ませていただいたのですが、「世界中の人々の心に豊かな彩りを」というものがあり、スローガンにも「COLOR YOUR HEART〜心に彩りを〜」とあります。こういった、お客様への暖かな心配りは、同じように社員の方へも向けられている、ということなのですね。

そうですね、人への優しさ、というものは弊社の社風としてあると思います。そういったものが今回のこのシステム採用にも多少つながっているかもしれませんね。

採用にあたってはいくつかのサービスも比較されましたか?

当然いくつかの類似サービスを比較しました。
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その中でイーネットソリューションズのサービスに決定された要因を教えてください。

リトライ回数設定画面先ほどお話しした社員の家族のIDも作成できる機能はイーネットソリューションズのサービスだけでした。また、リトライ機能なども他のサービスではオプション扱いとなり、コストがかかりすぎてしまいます。また管理者がこういったシステムに不慣れな場合でも、このイーネットソリューションズさんの安否確認システムであれば簡単に扱うことができました。それらのことを総合的に検討した結果、御社の安否確認システムを採用しました。

地域の方を招いた会社のイベント告知でも利用を予定しています。

実際に導入してみていかがでしょうか?

既に数回のテストとまた、本日の訓練でも、生産・物流部門の社員へ向け実際の災害を想定した送信を実施しました。11時に実施して約3時間が経過した所ですが、すでに62%の社員から返答が送られてきています。この事からも、危機意識も含めてだいぶ浸透してきていると実感しています。もう少し、使い方も含めた啓蒙の必要はありますが。

機能的なご要望はございますか?

配信されるのが携帯電話という事もあり、利用者は迷惑メールフィルタサービスを利用しています。イーネットソリューションズさんからはこれを回避するためのマニュアルを、docomoさん、auさん、softbankさん、willcomさんという全キャリア分いただいていますが、各社のブロック方法に変更があるとまた対策を行なう必要があります。
このあたりはサービス自体の問題ではないのですが、やはり解決していきたい問題ですね。

安否確認システムは災害時だけでなく平常時でも、アンケートなどの用途で利用できるのですが、何かそのようなご利用の計画などはありますか?

休みの日などの一斉連絡や、社内イベントの告知で利用するプランがあります。

社内イベントというのはどういうイベントでしょうか?

今年4月に、瀬戸工場と桜が丘工場という生産・物流本部が中心となって、桜まつりというイベントを実施しました。これは従業員、従業員のご家族、ご近所の方々やその他関係者の方々をご招待して、バーベキューやカラオケ大会を行ないました。
次回はこのイベントの告知のおおよその参加の可否を、この仕組みを利用して行なおうかと考えています。
そのほかにも利用の形態は多く考えられると思います。

それでは最後に、今後イーネットソリューションズに 期待することをお願いします。

既に機能としては対応されていますが、これから非常に重要になってくる地震速報との連動や、ユーザ独自のカスタマイズ機能などへの対応を、ASPサービスの方でも実現していただけると良いですね。これらによって、災害時の管理者サイドの負担や、通知を受け取るユーザ側の利用のしやすさが、より一層向上し、より良いサービスになるのではないかと思います。

ご協力、誠にありがとうございました。

イーネットソリューションズでは、ご導入前の各種ご相談にお答えする「サービス体験説明会」を実施しています。お気軽にお問い合わせください。

サービス体験説明会

ホーユー株式会社様
代表者 代表取締役社長 水野 新平
従業員数 875名(2010年2月1日現在)
事業内容 ヘアカラー・頭髪化粧品・家庭薬の製造、販売
Webサイト http://www.hoyu.co.jp/

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